Panasonic 『KAKU』
品質管理部の後藤です。
前回のブログで屋根の下葺き材について紹介しましたが、
今回も、屋根部分の樋(とい)について紹介したいと思います。
当社では、昨年より、意匠性と性能面を考え、
軒樋を Panasonic製のKAKU
たて樋を、Panasonic製のS15
を組み合わせ施工しています。
KAKUは、スリムな形状ではありますが、排水の有効な断面積も大きく雨水を効率よく排水してくれます。素材もブラスチックとスチールのハイブリット素材なので対候性や積雪などの耐荷重性に優れています。
たて樋の、S15は40mm角で、かなり細くパット見 ちゃんと排水する?ゴミが詰まりやすい?と思いがちですが、KAKUと組み合わせることにより、サイホン効果で高排水することができます。
数値的な能力比としては、KAKU+通常のたて樋の排水能力 屋根面積45㎡に対し、KAKU+S15は80㎡となっています。(カタログ掲載数値)
ただ、実際どうなの?と思い。雨が降ったときに、外部足場より軒樋をのぞいたら、たて樋がかなり水を引っ張って効率的に排水している印象を受けました。
コストパーフォーマンスに優れた軒樋とたて樋の組み合わせかなと思っています。
また、当社では雨樋に関係する屋根部分の収めとして、唐草(からくさ)と呼ばれる板金の部分を、通常、90度に折り曲げた板金材を取付していますが、さらにへの字に加工したものを屋根屋さんに取付してもらっています。
これは、見えない部分ではありますが、雨が弱かったり・横雨を強制的に軒樋に入れてくれる役目があるので、外壁や破風板等の雨シミの汚れ付着の予防にも効果があります。
今回のブログの紹介内容は、以上となります。
今後も当社で使用している材料や施工方法等、紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。