前回は二世帯住宅の基本や設計についてお話しさせていただきましたが、今回はもう少し踏み込みまして、二世帯住宅を計画する時に必ず検討するべく、二つの世帯の距離パターンについてです。ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
寝室以外の全ての生活を一緒に。
玄関 ➡︎ 1ヶ所(共用)
浴室 ➡︎ 1ヶ所(共用)
LDK ➡︎ 1ヶ所(共用)
寝室以外の全ての生活を一緒の空間で。二世帯がひとつの家族として暮らす生活。最も予算が抑えられます。
各世帯で生活時間が違うなら。
玄関 ➡︎ 1ヶ所(共用)
浴室 ➡︎ 1ヶ所(共用)
LDK ➡︎ 2ヶ所(別々)
それぞれの世帯で生活時間が違うなら、お互いの生活に干渉しない様、リビングやキッチンを分けたいご家族にオススメ。
玄関だけ一緒で他は分ける。
玄関 ➡︎ 1ヶ所(共用)
浴室 ➡︎ 2ヶ所(別々)
LDK ➡︎ 2ヶ所(別々)
生活は分けたいけど、敷地に余裕がない時は、玄関は一緒に。それ以外の生活を分る。
生活は完全に分けるが何かあればすぐに行き来できる。
玄関 ➡︎ 2ヶ所(別々)
浴室 ➡︎ 2ヶ所(別々)
LDK ➡︎ 2ヶ所(別々)
⭐︎お互いの居住スペースを行き来できる
生活スペースは完全に分けるが、何かあればすぐに自由に行き来できる関係。
建物は一つだけど行き来は玄関から。
玄関 ➡︎ 2ヶ所(別々)
浴室 ➡︎ 2ヶ所(別々)
LDK ➡︎ 2ヶ所(別々)
⭐︎お互いの居住スペースを行き来できない
建物は一つだけど生活は完全に分離。でも何となく気配を感じる安心感。
ご実家の敷地内に別棟で増築。
ご実家の敷地に空きがあって条件が合えば、敷地内に別に建築する。
えりこ
【スタッフのつぶやき】
二世帯住宅と言ってもいろいろなパターンがありますね。ご家族がいつまでも仲良く暮らすためには、大事な検討要素になります。予算、敷地、生活スタイル・・・色々な角度からしっかり見たいものです。ちなみに我が家はほぼ6番目のパターン。